閲覧数は見えても、検索で見つけられたかは分かりませんでした

Instagramの投稿やYouTube動画の閲覧数は、各プラットフォームですぐに確認できます。しかし、顧客がGoogleで製品名や使い方を検索する中で、どの投稿を見つけたのかを知るのは難しかったです。検索結果に頻繁に表示されるコンテンツと、プラットフォーム内で人気のコンテンツを区別するのも簡単ではありませんでした。

Google Search Consoleのプラットフォーム プロパティを連携すると、この空白を埋められます。対応SNSアカウントを1つのプロパティとして登録し、Googleで発生したクリック・表示回数・流入検索クエリを投稿ごとに確認できる機能です。

ただし、Instagramの発見タブやTikTokのおすすめフィードでの成果まで統合するダッシュボードではありません。Googleでコンテンツが見つけられた経路だけを個別に示すレポートと理解すると正確です。

設定不要で、まずは運用中のアカウントを1つ連携しましょう

ウェブサイトがなくても始められます。Googleアカウントと、連携するInstagram・TikTok・X・YouTubeアカウントのログイン権限だけ用意してください。複数のアカウントやチャンネルを運用している場合は、それぞれを別のプラットフォーム プロパティとして登録する必要があります。

  1. Google Search Consoleにログインします。すでに利用している場合は、左上のプロパティ選択ツールを開き、プロパティを追加を選択してください。
  2. 一覧で連携するプラットフォームの横にある追加を選択します。現在、公式ドキュメントで確認できる対象はInstagram、TikTok、X、YouTubeです。
  3. 該当プラットフォームにログインし、アカウントまたはチャンネルの連携を承認します。ウェブサイトのDNSレコードやHTMLファイルを設定する代わりに、プラットフォームのアカウントで所有権を確認します。
  4. 所有権確認メッセージでプロパティに移動を選択します。アカウントが独立したプロパティとして開けば、連携は完了です。
  5. 数日後にPerformanceとInsightsを確認します。新しいプロパティではデータ処理に数日かかる場合があり、グラフには収集開始後の日付だけが先に表示されることがあります。

プラットフォーム追加メニューが表示されない場合は、アカウントを変えて何度も連携を試すより、しばらく待つほうがよいでしょう。Googleは2026年7月29日にグローバル提供を発表しましたが、現在のヘルプには段階的に展開されるという案内も残っています。

Performanceで「検索で機能する投稿」を見つけます

Performanceレポートの要点は、SNS全体の成績を評価することではなく、Googleで見つけられるコンテンツのパターンを切り分けることです。クリック数・表示回数・平均CTR・平均掲載順位を確認し、投稿、検索クエリ、国、デバイス、日付で範囲を絞り込めます。

質問確認する項目次の行動
表示回数は多いのにクリックが少ないか?投稿ごとの表示回数とCTR検索結果で意味が明確になるよう、タイトル・説明・サムネイル文言を確認
どのような意図で訪れるのか?検索クエリごとのクリック数と表示回数繰り返し出る質問を後続の投稿や動画に展開
特定の市場で見つけられているか?国・デバイスのフィルタ言語、字幕、モバイル画面での情報の伝え方を調整
似た2つのコンテンツのうち、どちらが強いか?URLまたは投稿の比較テーマだけでなく、形式と検索意図の違いも記録

たとえばInstagramでは、短いトレンド投稿が最も多くの「いいね」を得ても、Googleでは古い使い方の投稿が継続的にクリックされることがあります。このとき、どちらかを「より良いコンテンツ」と選ぶ必要はありません。前者はプラットフォーム内での拡散用、後者は検索での発見用という役割の違いを、コンテンツカレンダーに反映すればよいのです。

Insightsの数値がPerformanceと異なっても、エラーとは限りません

Insightsでは、最近のトラフィック傾向、上位コンテンツ、流入検索クエリ、国をすばやく確認できます。ただし、上部の概要と詳細カードでは集計範囲が異なる場合があります。公式ヘルプによると、上部の概要にはGoogleの複数の検索タイプが含まれることがありますが、一部の詳細リストはウェブ検索中心のため、合計が小さく見えることがあります。

また、DiscoverとGoogle Newsのレポートは、その領域で実際に表示やトラフィックが発生した場合にのみ表示されます。タブがないからといって、連携に失敗したわけではありません。まずPerformanceでGoogle Searchデータを確認し、他のレポートはデータが出てから追加で解釈してください。

SNS指標とは合算せず、並べて見ましょう

プラットフォーム プロパティは、各SNSの分析ツールに取って代わるものではありません。InstagramやTikTok内のリーチ・いいね・おすすめ表示・視聴指標は、引き続き各プラットフォームで確認する必要があります。Search Consoleで取得できるのは、Google Searchと、該当する場合はDiscover・Google Newsで発生した成果だけです。

最初の分析は、アカウント全体ではなく3つの投稿から始めましょう。Google表示回数が多い投稿、CTRが高い投稿、プラットフォーム内での反応だけが高い投稿を1つずつ選びます。3つの投稿のテーマ・形式・検索クエリを比べると、「検索での発見用コンテンツ」と「フィード拡散用コンテンツ」を分ける最初の基準が得られます。

この機能の価値は、新しい数値をもう1つ見ることではありません。これまで同じ成果として一括りにしていたプラットフォーム内の反応とGoogleでの発見を分けて企画することにあります。

さらに深掘りしたい場合

About platform properties in Search Console 対応プラットフォーム、レポートの対象範囲、データ処理のタイミングと制限を確認できる公式ヘルプです。 support.google.com

Add a website or platform property to Search Console プラットフォーム プロパティの追加と所有権確認に関する公式の開始手順です。 support.google.com

Analyze your social and video platform content performance in Search Console 投稿・検索クエリ・国・デバイスのデータを実際のコンテンツ判断につなげる公式分析ガイドです。 developers.google.com