Claude Codeがファイルを修正したり、テストを走らせたり、バグを追っている最中に — ふと気になることが出てきたらどうしますか?今までは Esc を押して作業を中断するか、ターミナルウィンドウをもう一つ開く必要がありました。今は /btw 一行で済みます。

3秒で要約
Claudeが作業中 /btwで質問を入力 オーバーレイで即答 会話履歴に残らない メイン作業を継続

これは何?

/btw は「by the way(ところで)」の略語です。Claude Codeメインの作業を中断せずに短い質問を投げられるサイドクエスチョン機能です。 質問と回答はオーバーレイポップアップで表示され、閉じると消えます。会話履歴には一切残りません。

実はこの機能、かなり長い道のりを経てきました。2025年12月、Claude Code v2.0.73からヒントメッセージとして「Start with btw to ask a quick side question」という文言が表示されるようになりましたが、実際には動作していませんでした。 GitHubにバグレポートが上がり、Anthropicのエンジニアが「実験中の機能」としてヒントを削除しました。そして約3ヶ月後の2026年3月、正式な機能として戻ってきました。

技術的に見ると、/btw はサブエージェント(subagent)の真逆です。 サブエージェントはツール(ファイル読み込み、コマンド実行など)を自由に使えますが、空のコンテキストからスタートします。一方、/btw現在の会話の全コンテキストを参照できますが、ツールは使えません。すでにClaudeが読んだコード、下した判断、議論した内容についてのみ回答できます。

重要な比喩

サブエージェント = 新入社員を雇って調査に送る(ツール○、コンテキスト×)
/btw = 隣で働く同僚に「さっきのあれ何だっけ?」と聞く(ツール×、コンテキスト○)

コストもほとんどかかりません。親会話のプロンプトキャッシュを再利用するため、追加のトークン消費を最小限に抑えられます。

何が変わるのか?

これまでClaude Codeの作業中に気になることが出てきたら、選択肢は二つでした。作業を止めるか、ターミナルをもう一つ開くか。どちらも流れが途切れるのは変わりません。/btw はこの問題をすっきり解決します。

従来の方法/btw を使う
作業中断Escを押して中断が必要中断なしで質問
会話の汚染履歴に積み上がる履歴に残らない
追加コスト新しいターン = 追加トークンキャッシュ再利用、最小コスト
コンテキスト維持中断後の再開時にコンテキストが失われる可能性現在の会話全体を参照
追加質問自由に続けられる単発式(1質問1回答)

コミュニティの反応も熱いです。Threadsではあるユーザーが「いつもEscを押してから指示してたけど、これは便利ですね」とコメントし、Redditでも「コンテキストを途切れさせずすぐ聞けるのが生産性をかなり上げてくれそう」という声が上がっています。 核心は「流れを維持しながら疑問を解決できる」という点です。

始め方のポイント

  1. Claudeが作業中のときに /btw を入力する
    Claudeがスピナーを回しながらコードを書いているとき、プロンプトに /btw さっきの設定ファイルの名前は何だっけ? のように入力してください。
  2. オーバーレイで回答を確認する
    回答がポップアップオーバーレイで表示されます。メインの作業はバックグラウンドで続いています。
  3. Space、Enter、またはEscで閉じる
    回答を確認したら、任意のキーを押して閉じるだけです。会話履歴に痕跡は残りません。
  4. 作業の合間にも使える
    Claudeがアイドル状態のときも使えます。履歴を汚さない軽い照会に最適です。

注意: /btwの制限事項

ツールへのアクセス不可 — ファイルを読んだり、コマンドを実行したり、検索したりできません。現在の会話にすでに存在する情報だけで回答します。追加の質問もできません。会話が必要な場合は通常のプロンプトを使ってください。