Santiago Valdarramaがやったこと — 「2ベッドルームの物件50件を5サイトから一気に取得し、整理されたスプレッドシートで受け取った。」 コードを1行も書かなかった。

その秘訣はSkillという新しい形式です。Claude Codemarkdownファイルを1枚入れるだけで、「Webからライブデータを取得する」機能が自動的に備わります。2026年春、Claude・ChatGPTGeminiが一斉に採用したパターンですが、本当の効果はコーディングツールとして使ったときに発揮されます。

これは何?

Claude Code Skillは、YAMLフロントマター + markdown本文で構成されたファイル1つです。ファイルの場所は~/.claude/skills/{名前}/SKILL.md。Claudeはユーザーの要求を受け取り、descriptionフィールドを参照して、どのSkillを使うかを自動的に決定します。 ユーザーが"/web-scrape"のようなコマンドを入力する必要はありません — コンテキストによって自動でトリガーされます。

SantiagoのLinkedIn投稿が話題になった理由はシンプルです。"You can use Claude Code to pull live, structured data from any website... organized in tables you can work with immediately. Not a wall of text." 彼が挙げた例 — 特定エリアの2ベッドルーム物件、48時間以内の掲載、価格・面積の抽出、複数プラットフォームの正規化。これを1つの自然言語リクエストで処理します。

これがCursor・WindsurfのようなIDEベースのツールと異なる点です。Skillはツール呼び出しの抽象化単位です。一度SKILL.mdを書いておけば、その機能がすべてのプロジェクトで自動的に使えるようになります。毎回プロンプトに同じ指示を貼り付ける必要がなくなる、ということです。

  1. SKILL.mdの構造
    YAMLフロントマター(name、description、allowed-tools)+ markdown本文(ワークフロー説明)。
  2. descriptionフィールドが鍵
    Claudeがこの1文でトリガーするかどうかを決定します。"Use when user asks for live web data extraction"のような具体的な表現が必要です。
  3. ツールの明示
    Firecrawl・Nimble・Zyteのような外部APIをallowed-toolsに明示します。認証キーは環境変数で管理。
  4. 出力フォーマットの指定
    「常にmarkdownテーブルで返す」のような決定論的な指示を本文に組み込んでおきます。

Cursorと何が違うの?

アプローチ Cursor / 一般的なIDE Claude Code Skill
機能の持続性 プロジェクトごとにプロンプトを再作成 SKILL.md 1回作成 → どこでも動作
トリガー スラッシュコマンド・明示的な呼び出し コンテキスト自動マッチング
出力 Markdownテキスト 構造化データ(JSON・CSV・テーブル)
外部API接続 呼び出しのたびにキーを注入 SKILL.mdに1回明示
共有 コードベース依存 ファイル1つでチームに配布

Zyteも同じ構文でClaude Skillをリリースしました — HTML取得 → AIパース → セレクター生成 → 構造化抽出まで4ステップが1つのSkill内に収まっています。 FirecrawlもSKILL作成チュートリアルを公式ブログに公開しました。 NimbleはSantiagoが「10/10」と評価したツールです。

重要なのは、これが「スクレイピングの自動化」ではなく「機能のパッケージング」だという点です。同じパターンで — DBクエリ、PDFパース、API統合、議事録整理 — どんな繰り返し作業もSKILL.mdで切り出すことができます。

始め方のポイント

  1. Claude Codeの最新バージョンを確認
    SkillはClaude Code 1.0+が必須です。claude --versionで確認してください。
  2. Skillディレクトリを作成
    mkdir -p ~/.claude/skills/web-scraper。名前はケバブケースで。
  3. SKILL.mdを作成
    YAMLフロントマターにname・description・allowed-tools(curl・Firecrawlなど)を記載。本文にワークフローのステップを明示します。
  4. 外部ツールを登録
    Firecrawl・NimbleなどのAPIキーを.envに入れ、SKILL.mdから参照します。FIRECRAWL_API_KEY環境変数の使用を推奨。
  5. 自然言語で呼び出す
    "Get all 2-bedroom apartments posted in last 48h in [エリア]"のような1行リクエストで。ClaudeがSKILLを自動トリガーします。

よくある質問

(FAQSection自動レンダリング — contentには含まない)

さらに深掘りしたい人へ

Firecrawl — Claude Code Skill作成チュートリアル SKILL.mdの構造からマルチ機能Skillまでの完全ガイド firecrawl.dev

Santiago(@svpino) — LinkedIn原文投稿 "10/10 for agents needing web data" — 賃貸物件ケースの一次ソース linkedin.com/svpino

Zyte — Claude SkillsでWebスクレイピングを強化 HTML→AIパース→セレクター→データ抽出4ステップSkillパターン zyte.com

yfe404/web-scraper 6段階のクオリティゲートが組み込まれたオープンソーススクレイピングSkill — curl優先、ブラウザは必要なときのみ github.com/yfe404/web-scraper