AIエージェントを夜通し動かして翌朝確認すると、いつもこうなりますよね。数十個のファイルが変更されているのに、テストが1つ落ちている。どのエージェントの判断がそのファイルを変えたのか、どのプロンプトからその選択が生まれたのか——調べる手段がないんです。

git blameを実行しても、コミットメッセージは「fix: update logic」の一行だけ。エージェントがなぜその決定を下したかはどこにもないんです。Gitは何が変わったかは教えてくれますが、なぜ変わったかは記録しませんから。

3秒まとめ
エージェント作業 記録なし git blame無効 re_gentインストール rgt log/blame 細かいロールバック

なぜgitだけでは足りないんですか?

gitは完璧にその役割を果たしていますよ。問題は、AIエージェントがgitの想定を超えた方法でコードを生成するということなんです。

人間がコーディングするとき、意思決定→コーディング→コミットの流れが自然につながります。「なぜそうしたか」がコミットメッセージに残り、PRの説明にコンテキストが残る。でもClaude Codeのようなエージェントは違う動き方をします。1つのセッションで数十回のプロンプト、数百回のツール呼び出し、数十個のファイル変更が起きて——それが1つのコミットに、もしくはコミットなしで積み重なるんです。

さらにClaude Codeの場合、コンテキストが長くなりすぎると自動でcompactされます。以前のメッセージが圧縮要約され、エージェントが序盤に下した判断は永遠に失われてしまうんですよ。

57%
AIエージェントを本番環境で運用している企業の割合
89%
AIエージェントのオブザーバビリティを導入済みの組織の割合

エージェントが本番コードに直接触れる割合が急速に増えている中、エージェントの判断を追跡できなければ、実質的に自分のコードベースをコントロールできていないんです。バグの再現、ロールバック、コードレビュー——コラボレーションの基盤が揺らぎます。

re_gentが埋めるギャップ

re_gentはgitの代替ではありません。gitと並行して動く独立したレイヤーなんです。コミットの間、エージェントが作業している間のすべての「ターン」を自動的にスナップショットとして残します。

仕組みはgitと似ています。プロジェクトのルートに.regent/ディレクトリが作られ、content-addressed storage + SQLiteインデックスですべてのエージェント活動を記録します。Claudeがツールを使うたびに——ファイルを読んでも、コードを編集しても、ターミナルを実行しても——その時点のスナップショットがStepとして自動保存されます。手動でコミットしたり、コマンドを入力したりする必要はありません。

Git(既存)re_gent(エージェントレイヤー)
記録単位コミット(手動)すべてのエージェントターン(自動)
記録内容ファイル差分判断コンテキスト+プロンプト+変更
compact後の記録消失永続保存
ロールバック単位コミット単位Stepレベル
ライセンス-Apache-2.0 無料

実際に使えるコマンドはこちらです:

  • rgt log — エージェントが下した決定の全履歴
  • rgt blame [ファイル] — 特定のコードを生み出したプロンプトの追跡
  • rgt sessions — セッション別作業一覧
  • rgt checkout [step] — 特定のStepに戻る
  • rgt replay — エージェントの作業過程を再生

Entire.ioとどう違うんですか?

GitHub CEOのThomas Dohmkeが6,000万ドルのシードラウンドで創業したEntire.ioは、AIセッションのコンテキストをgitコミットに直接添付する方式です。re_gentはgitとは完全に独立したレイヤーとして動作します。重複しないので両方使えますし、re_gentはApache-2.0オープンソースで今すぐ無料で始められます。

今すぐインストールして試す

2026年6月2日にパブリックアルファをリリース。Apache-2.0オープンソース、完全無料です。

  1. インストール(macOS / Linux)
    macOS: brew tap regent-vcs/tap && brew install regent
    Go使用者: go install github.com/regent-vcs/re_gent@latest
  2. プロジェクトに初期化
    Claude Codeが動いているプロジェクトのルートでrgt initを実行します。
    .regent/ディレクトリが作られ、記録が始まります。
  3. エージェントを通常通り使う
    Claude Code、Codex、OpenCodeをいつも通り使うだけ。re_gentがすべてのエージェントターンを自動記録します。
  4. 履歴を確認する
    rgt logでエージェントの全判断履歴を確認し、rgt blame [ファイル名]で特定のコードがどの会話から生まれたかを追跡します。
  5. 問題のある時点にロールバック
    rgt checkout [step-id]で特定のStep時点に戻れます。git bisectのエージェント版ですね。

さらに深く掘り下げたい方へ

re_gent公式サイト インストールガイド、対応エージェント一覧、ロードマップ re-gent.dev

GitHub — regent-vcs/re_gent ソースコード、README、イシュートラッカー github.com

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