1ヶ月で189兆円。2026年2月、グローバルベンチャー投資が史上最高を更新しました。ところがその資金の83%がたった3社に渡りました — OpenAI、Anthropic、Waymo。 これがAIゴールドラッシュなのかバブルなのか、資金の流れを追ってみました。
これは何ですか?
Crunchbaseによると、2026年2月のグローバルベンチャー投資総額が$189B(約189兆円)を記録しました。2021年11月のWeb3ブームで打ち立てた$78Bの記録を2倍以上上回りました。 前年同月($21.5B)比780%増。数字だけ見れば完全に狂乱状態です。
2025年通年で見ると、AI分野に$202.3Bが投資され、グローバルファンディング全体の約50%を占めました。 2024年の$114B比75%成長です。
資金が集まる場所と離れる場所
| 分野 | 2025年投資規模 | トレンド | 代表企業 |
|---|---|---|---|
| ファウンデーションモデル | $80B(AIファンディングの40%) | メガラウンド集中 | OpenAI, Anthropic, xAI |
| AIインフラ | $18B(YoY 2倍成長) | 急成長 | Cerebras, CoreWeave, Lambda |
| エージェンティックAI | $6.7B(予想) | 急速成長、10%占有 | Cursor, Devin, Salesforce Agentforce |
| バーティカルAI | $15B+ | ヘルスケア・法律・金融集中 | Writer, Glean |
| ロボティクス | $22.2B(YoY 69%増) | 急浮上 | Figure, Waymo, 1X |
シードファンディングはむしろ11%減少して$2.6Bに留まりました。 大きなプレーヤーは実績のあるところにしかベットせず、初期スタートアップは資金調達が難しくなっています。
何が変わるのですか?
| バブルだ | プラットフォーム転換だ | |
|---|---|---|
| 投資集中度 | 83%が3社 → 史上最大の偏り | インターネット初期もAmazon・Googleに集中した |
| CapEx vs 売上 | ハイパースケーラーCapEx $400B、AI売上 ~$100B4 | OpenAI ARR $20B(3倍増)、Anthropic $9B(9倍増) |
| 企業導入 | MIT: GenAIパイロット95%失敗4 | エンタープライズAI売上$37B、YoY 3倍成長3 |
「投資の時間軸が長期的な価値創造から次のファンドレイジングサイクルに縮むなら、それはもはや価値投資ではない。」
— John Kim, Sendbird CEO
要点整理:この流れを読む方法
- メガラウンドに惑わされない
$189Bの83%は3社です。市場全体が好況なのではなく、最上位に極端に集中しています。シード・シリーズA市場はむしろタイトになっています。 - インフラよりアプリケーションレイヤーに注目
インフラに資金が集まりますが、実際の売上はアプリケーションレイヤーから生まれます。 - エージェンティックAIとバーティカルAIが次のチャンス
ファウンデーションモデルはすでに勝者が決まりました。しかしエージェンティックAIとバーティカルAIはまだ初期段階です。

