冒頭の紙面は、1812年12月19日付Java Government Gazetteの3面です。その年の8月にボンベイの新聞に載った手紙を転載した記事で、こう書かれています。「a stone precipitated from a Thunder-cloud near the village of Cokurrgaum three days ago (the 6th August). It weighs I should think four pounds at least」(3日前の8月6日、Cokurrgaum村の近くで雷雲から石がひとつ落ちてきた。重さは少なくとも4ポンドはあると思う)。ソフトウェアエンジニアのJesse WaitesがAIエージェントと一緒に東インド会社の文書と古い新聞を調べていて見つけた記事です。Waitesが照合した6種類の隕石目録のどれにも、この落下の記録はありませんでした。
ここ数週間、こうした発見が相次いで公開されています。9月30日には、AIエンジニアのCarter Churchが、GPT-6 Astraで217年間解けなかったナポレオン軍の暗号の手紙を読み解いたとXに投稿し、この投稿は閲覧数538万回を超えました。 10月1日には、歴史学者のBenjamin BreenがOpus 5.5のエージェントで見つけた1615年のドードー狩りの記録を公開しました。 その1週間後、Waitesの隕石の記事はHacker Newsで184ポイントを集めました。
Waitesの手順はこうです。古文書を意味で検索できるように索引(埋め込み)を作って候補の箇所を広く拾い、安いモデルでふるいにかけたあと、大きなモデルが読んで翻訳し、元のスキャン画像と突き合わせます。 Breenは、埋め込み検索で拾った候補に大きなモデルで順位をつけさせ、そのリストを自分で確かめました。 2人とも、問いを立てることと、何が新しい発見なのかを見極めることは自分でやっています。
