自分のキャンペーンが業界平均より良いのか、これまでは感覚で判断するしかなかったですよね。8月10日、GoogleGoogle広告とアナリティクスのAsk Advisorに匿名化された業界ベンチマークを初めて追加しました。 ただ、予算を実際に変更するボタンは、今でも人間が押す必要があります。

3秒でわかる要約
ログイン AI Overviewsで要約 Ask Advisorに質問 業界ベンチマーク確認 承認してから実行

自分のキャンペーン、本当にうまくいってる?

先週比でトラフィックが増えたか減ったかは、ダッシュボードを見ればすぐわかります。でも「業界で自分と同じくらいの規模の広告主と比べて、自分はうまくいっているのか」には、答える方法がありませんでした。Googleアナリティクスには、これまで外部ベンチマークが存在しなかったんです。

Googleがこの空白を埋めました。Ask Advisorに新しく追加されたベンチマーク機能は、プロパティに設定した業種カテゴリと、URL・アプリから検出されるシグナルをもとに、25の上位カテゴリ(スニーカーのような下位カテゴリも含む)の匿名化された平均値と自分の成果を比較してくれます。 獲得・エンゲージメント・収益化・リテンションの各レポートとホームページの概要で、中央値と上位・下位25%の範囲まで一緒に表示されます。

レポート何を比較するか
獲得(Acquisition)チャネル別流入量 vs 業界中央値
エンゲージメントセッション時間・離脱率 vs 類似業種の25~75%範囲
収益化(Monetization)コンバージョン・売上指標 vs 業界平均
リテンション再訪問率 vs 類似規模のビジネス平均

ベンチマークが正確にいつ全アカウントに表示されるのか、比較方法を今後どう調整していくのかについて、Googleはまだ明らかにしていません。 現在は段階的なロールアウト中です。

AIが先に話しかけてくる

今回のアップデートで重要なのは順番です。現場では、この流れを4つのステップで整理しています。

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気づく

アナリティクスのホームページ上部にあるAI Overviewsが、前回ログインしてからの主要な変化 — トラフィックの変動や季節的な販売急増など — を先に要約してくれます。メールやモバイル通知で、好きな頻度で受け取ることもできます。

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理由を聞く

気になるカードをクリックするとAsk Advisorに移動し、自然な言葉で深掘りできます。「競合が自分のインプレッションシェアにどう影響しているか」といった質問にも、そのまま答えてくれます。

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証拠を見る

テキストプロンプト一行でデータを視覚的なレポートに変換するDashboardsが、まずGoogle広告に登場しました(英語アカウントのベータ版)。グラフごとにAIがリアルタイムで「なぜこうなったか」まで要約してくれます。アナリティクスへの実装は後になります。

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承認してから実行

AIは提案まではしてくれますが、実際にキャンペーンを変更するには、今も承認が必要です。自動実行は設計上、意図的に外されています。

「Ask Advisorは、有料メディアのパフォーマンスを大まかに確認する際の最初の一手になりました。このスピードが重要なのは、そのぶん深く掘り下げて、より早く改善策を打つ時間が生まれるからです」

— Kevin Marshall氏、Gardyn Paid Media Director

でも、全部自動というわけじゃない

ここで期待と現実に少しギャップがあります。AIが勝手に予算まで調整してくれると思っていたなら、それはまだ先の話です。

期待しがちなこと実際にできること
予算調整AIが自動で変更承認後にのみ実行
適用範囲代理店の全アカウント一括個別アカウント単位のみ、MCC未対応
言語日本語アカウントでもすぐ使える英語アカウントのベータのみ

承認する前にもう一度確認すべきこと

AIの要約もベンチマークも、結局はあなたのコンバージョントラッキングのデータをもとに作られています。トラッキングが間違って設定されていれば、AIはそのエラーをそのまま要約するだけです。 提案を承認する前に、まず計測設定を確認してください。

今すぐ確認すべきこと

  1. ベータ対象かどうか確認する
    Google広告・アナリティクスのアカウント言語が英語に設定されているか、まず確認してください。現在は英語アカウントでしか使えません。
  2. AI Overviewsの通知をオンにする
    アナリティクスのホームページでAI Overviewsカードを確認し、メール・モバイル通知を好きな頻度でオプトインしましょう。
  3. Ask Advisorに具体的に質問する
    「先週どのキャンペーンが振るわなかったか、何が変わったか」のような具体的な質問を投げてみてください。曖昧な質問より、はるかに使える答えが返ってきます。
  4. ベンチマークで自分のカテゴリを確認する
    獲得・エンゲージメント・収益化・リテンションの各レポートで自分の業種の中央値と25~75%範囲を確認し、どこが平均以下なのかをチェックしましょう。
  5. 承認前に計測データを先に検証する
    Dashboardsのレポートや Ask Advisorの提案を承認する前に、コンバージョントラッキングが正確かどうかを確認してください。誤ったデータの上に作られたAIの要約には、承認する価値がありません。

もっと深く知りたいなら

Google公式発表 Ask Advisorの拡張とDashboards、ベンチマーク機能をGoogleが直接説明した原文 blog.google

ベンチマーク機能の詳細分析 25カテゴリの分類と中央値・パーセンタイルの算出方法を扱った記事 searchenginejournal.com

現場目線のレビュー MCC未対応や承認ゲートなど、限界まで踏み込んだ実務分析 omidsaffari.com

Search Engine Land原文 今回のアップデートを最初に報じた記事 searchengineland.com

マーケター向けの実務的な影響まとめ AI要約・ベンチマークがマーケティングワークフローに与える影響の分析 socialsamosa.com

Dashboards機能の詳細 テキストプロンプトベースの可視化レポート機能の紹介 shopifreaks.com