FigmaのProプランに付与されるAIクレジットは月3,000個です。パワーユーザーの中には、これを45分で使い切ってしまうケースもあり、Figmaの公式フォーラムで話題になっています。
プロンプト1回で50〜600クレジットが消費されます。複雑なレイアウトを何度か修正すれば、月の割り当ての半分があっという間になくなる構造です。あるユーザーは2日間で2,700クレジット中1,400を消費したと報告しています。 「プロンプトの70%はClaudeが誤って生成したものを修正するために使っている」という声も上がっています。
そこで代替ツールを探し始めるのですが、v0・Lovable・Magic Patterns・Banani・Framer…どれも似たように見えて、何が違うのかわかりにくいですよね。実は、たった1つの基準で選択肢を半分に絞れます。
Figma Make、何が引っかかるんですか?
Figma Makeはデザインファイル内でAIがUIを生成する機能です。2025年のリリース以降、デザイナーの間で急速に広まりましたが、実際に使うと2つの点が気になります。
第一に、クレジット構造が予測不可能です。 同じ作業でも複雑さによって50〜600クレジットと差が大きく、月3,000の上限内で予算管理するのはほぼ不可能です。 フォーラムでは「大規模な導入には向かないシステムだ」という声も上がっています。
第二に、成果物がFigmaのエコシステムに閉じてしまいます。Figma Makeで作ったプロトタイプは、本物のウェブサイトとしてデプロイできません。 *.figma.siteリンクで共有できますが、これはプレビューにすぎず、コード編集もクラウドサンドボックス内のみです。 開発チームへの引き渡し時に再作業が発生する原因はここにあります。
クレジットポリシーの変更に注意
Figmaは今年初めに突然AIクレジット制限を導入しました。これまで無制限だった機能に上限が設けられ、Figmaの公式フォーラムでは実質的な回答なくスレッドの統合のみが行われました。
代替ツールを選ぶ前に、この1つの質問だけ
代替ツールが多くて迷うのには理由があります。これらのツールは実は2種類に分かれるのに、多くの比較記事がそれを混在させているからです。
| デザインファイル系 | デプロイコード系 | |
|---|---|---|
| 成果物 | Figmaファイル、コンポーネント、モックアップ | Reactコード、デプロイ可能なアプリ |
| 主なユーザー | デザイナー、PM、企画者 | 開発者、起業家、ビルダー |
| 次のステップ | 開発チームへのハンドオフが必要 | そのままデプロイまたはコード編集 |
| 代表ツール | Magic Patterns、Banani、Penpot | v0、Lovable、Google Stitch |
デザインファイルが必要なら左側 — Figma Makeと近いワークフローで使えます。デプロイできるコードが必要なら右側 — 本番環境に直接上げられるコードが出力されます。
ツールごとの違い、何が違うんですか?
各カテゴリから実際に使えるツールを厳選しました。価格は2026年6月時点です。
デザインファイル系では、Magic PatternsとBananiが最もよく比較されています。
| ツール | 特徴 | 無料枠 | 有料プラン |
|---|---|---|---|
| Magic Patterns | デザインシステムのインポート、React/Figmaエクスポート、YC出身 | 月50クレジット | $19/月〜 |
| Banani | AIチャット編集、HTMLエクスポート、複数画面生成 | 月〜170デザイン | $20/月〜 |
| Penpot | オープンソース、セルフホスティング、CSSエクスポート | 無制限 | 無料 |
Magic Patternsの強みは既存のデザインシステムファイルをインポートして、ブランドに合ったUIを生成できることです。YC出身で、コミュニティには10万以上のコンポーネントが共有されています。 BananiはFigma Makeのような反復的なチャット編集ワークフローを、より大きな無料枠でサポートしています。
デプロイコード系では、v0、Lovable、Google Stitchがよく比較されます。
| ツール | 特徴 | 無料枠 | 有料プラン |
|---|---|---|---|
| v0 (Vercel) | React + shadcn/uiコンポーネント、Next.js連携、コードダウンロード | 月$5クレジット | $20/月〜 |
| Lovable | フルスタック(フロント+Auth+DB)、ワンクリックデプロイ、GitHub連携 | 月30クレジット | $25/月〜 |
| Google Stitch | Gemini基盤、デザインシステム生成、8種のエクスポート | 月〜12,500クレジット(ベータ) | ベータ無料 |
v0はReact/Next.jsチームに最も自然にフィットします。shadcn/uiコンポーネントをそのままコードベースに組み込めて、Figma Makeよりコードレベルの修正が楽です。 LovableはAuth・DBを含むフルスタックアプリが必要なときに強みを発揮します。1時間以内に動くアプリができたという実体験の声が多いです。 Google Stitchはベータ期間中クレジットが豊富で、UIとともにデザインシステムも生成してくれる点に注目です。
結局どのツールを選べばいいですか
- Figmaのワークフローを維持しながらAIだけ替えたい → Magic PatternsまたはBanani
デザインファイルを維持しながらクレジットの心配なく使いたいなら、この2つが現実的です。既存のデザインシステムがあればMagic Patterns、シンプルなプロトタイピングならBananiが向いています。 - スタートアップのMVPを素早く作りたい → Lovable
Auth・DB・デプロイが一体化したフルスタックが必要ならLovableです。新規アプリに最適化されており、SupabaseとGitHubの連携も標準搭載です。 - 既存のReactコードベースにコンポーネント単位で追加したい → v0
shadcn/uiコンポーネントをコードベースにそのまま組み込めます。UIの修正をコードで制御したい開発チームに向いています。 - 無料で始めたい → Google Stitch + Penpotの組み合わせ
Stitchはベータ期間中、月12,500クレジットが無料です。コード生成が必要ならStitch、デザインファイルが必要ならオープンソースのPenpotを組み合わせて使えます。 - チーム全体で初めてデザインシステムを構築するなら → Magic Patternsチームプラン
ブランドカラー・フォント・コンポーネントルールを一度設定すれば、AIが一貫したUIを生成します。デザイナーと開発者が同じコンポーネントで作業できる環境を素早く構築できます。
もっと深く知りたい方へ
Top Figma Make Alternatives in 2026 Magic Patterns公式ブログの代替ツールまとめ。8つのツールをカード形式で比較しています。 magicpatterns.com
10 Best Figma Make Alternatives by an AI Product Designer Bananiチームによる10ツール比較。価格・無料枠・用途別のおすすめが詳しく載っています。 banani.co
Figma Make vs v0 2026 ターゲットユーザー別に2ツールを直接比較したMantlrのガイド。 mantlr.com
v0 Alternatives for 2026 Builder.ioのv0代替ガイド。Claude Code・Lovable・Replitを実務観点で比較しています。 builder.io
Figma Make Credit Limits Discussion 実際のユーザーの数値と反応が記録されたFigma公式フォーラムのスレッド。 forum.figma.com




