モックアップを作るたびに同じ画像を渡し直しているなら

商品写真からブランドのモックアップを作る作業は短く見えても、ツールを移るたびに手間がかかります。チャットボットで作業を整理し、制作ツールに画像をもう一度入れ、結果を持ち帰って次の修正を説明する必要があるからです。デザインそのものより、入力と結果を受け渡すプロセスのほうが長くなることもあります。

Figma Weave MCPは、この往復を減らせる接続方法です。ChatGPT・Claude・CursorのようにFigma Weaveに対応したMCPクライアントで、アクセス可能なワークフローを探し、入力を確認して、実行結果まで受け取れます。

減るのはデザインアプリ自体ではありません。すでに作った作業手順を別の会話で組み立て直す手間です。ただし、すべてのWeave作業が自動的に表示されるわけではなく、別途有料のWeaveアカウントとワークフローごとの入力条件も必要です。

エージェントが実行するのは「アクセス可能な公開済みワークフロー」です

Weaveキャンバス上の作業がすべてMCP一覧に表示されるわけではありません。公式仕様によると、エージェントが取得できるのは、認証済みユーザーが現在アクティブなワークスペースで実行できる公開済みワークフローです。自分が公開したツール、ワークスペースに共有されたツール、メールアドレスに直接共有されたツールは対象になり得ますが、非公開ワークフローは返されません。

そのため、「ツールを作ったのに、なぜ表示されないの?」という問題が起きても、まずプロンプトを直す必要はありません。対象ワークフローが公開されているか、接続したFigmaアカウントに共有されているか、正しいワークスペースが有効になっているかを確認してください。

ツール名はあくまで例です。この記事で使う「Brand mockup」は、すべてのアカウントに標準搭載される固定機能ではありません。実際の一覧に表示されたワークフローを選び、そのツールが要求する入力フィールドと形式を取得してください。

Figma MCP Catalogでは、Claude・ChatGPT・Cursorの対応製品にWeaveが表示されています。カタログの読み取り・書き込み表示はクライアントレベルの対応範囲を示すもので、特定のワークフローを誰でも実行できるという意味ではありません。最終的なアクセス範囲は、認証アカウントと公開・共有の状態によって変わります。

一文の先には、入力確認から結果取得までが続きます

実行前に最初に確認すべきなのは、ツールの入力契約です。Weave MCPでは、各ワークフローの必須入力、型、選択肢、範囲、デフォルト値を取得できるようになっています。これを確認せずに任意の画像やオプションを送ると、必須値の不足や形式不一致で止まることがあります。

段階確認すること止まる主な原因
ツール取得現在のアカウントがアクセスできる公開済みワークフロー非公開、共有漏れ、別のワークスペース
入力取得必須かどうか、型、選択肢、デフォルト値必須値の不足、形式不一致
アセット送信対応する添付ファイル、または実ファイルを返す公開HTTPS URL未対応の形式、アクセスできないURL
実行確認実行回数とクレジット費用クレジット不足、有料実行費用が未承認
結果取得COMPLETEDステータスと出力物入力・権限・ワークフローのエラー

チャットに添付したファイルは、アセットアップロードツールを介してWeave入力に使用できます。公式仕様に明記されている画像形式はPNG、JPG/JPEG、WebP、HEICです。公開HTTPS URLを直接入力することもできますが、ログインページではなく、実ファイルに公開アクセスできるアドレスでなければなりません。

実行回数は1回から10回まで指定できます。クレジットが必要な実行では、先に費用が表示され、確認後に開始されます。無料実行では費用確認の段階をスキップします。実行後のステータスはRUNNING・COMPLETED・FAILED・CANCELEDのいずれかとして取得されます。

費用はFigmaプランとWeaveプランを分けて見る必要があります

MCPでWeaveツールを実行するには、有料のスタンドアロンFigma Weaveアカウントが必要です。FigmaとWeaveは別製品であり、プランとクレジットも分かれています。クレジットが必要なWeave実行には、Figma AIクレジットではなくWeaveクレジットが使われます。

だからといって、すべての実行にクレジット費用がかかるわけではありません。実際の費用は利用するワークフローのモデルと構成によって異なり、有料実行なら開始前に表示されます。ChatGPTやClaude自体の有料料金が必要かどうかはFigmaドキュメントだけでは一律に確定できないため、利用するクライアントの現在の条件を別途確認してください。

Figmaデータを読み取る一般的なMCPツールには、シートとプランごとの上限もあります。StarterのView・Collabシートは月最大20回、Professional・Organization・EnterpriseのView・Collabシートは月最大6回で、Dev・Fullシートには別の日次・分単位の上限が適用されます。

この数値をWeave実行の上限として読み替えてはいけません。公式ドキュメントでは、これらの上限はFigmaデータを読み取るツールに適用されると説明されていますが、Weaveツールの取得や実行にも同じように適用されるとは明記されていません。Weave導入費用は、アカウント数、反復実行回数、実行前に表示されるクレジットを別々に記録して計算するほうが正確です。

Cursorで実際の画像を使った最初の実行につなげましょう

以下の手順は、公式ドキュメントでインストール画面と認証順序を確認できるCursorを基準にしています。公開ドキュメントをもとに構成した手順であり、編集部が有料Weave実行を直接完了した結果ではありません。

  1. Cursorをインストールしてログインします。
    Cursor公式Quickstartから、お使いのOSに対応するデスクトップアプリをダウンロードしてインストールしてください。アプリ起動後、Cursorアカウントでログインすると、Agentチャットで次のコマンドを入力できます。
  2. 実行条件を準備します。
    OAuthで接続するFigmaアカウント、有料のスタンドアロンWeaveアカウント、そしてそのアカウントが現在のワークスペースでアクセスできる公開済みワークフローが必要です。有料実行の場合は、提示された費用をまかなうWeaveクレジットも準備してください。
  3. Figmaプラグインをインストールして認証します。
    CursorのAgentチャットに/add-plugin figmaと入力してください。インストール後、Cursor SettingsのTools & MCPでFigmaの横にあるConnectを押し、ブラウザでFigma OAuth認証を完了します。手動接続に使う公式リモートサーバーのアドレスはhttps://mcp.figma.com/mcpです。
  4. まず実行可能なツール一覧を確認します。
    Agentに「自分が実行できるWeaveツールを見せて」と依頼してください。希望するツールがない場合は繰り返し呼び出さず、Figmaアカウント、アクティブなワークスペース、公開・共有状態を確認します。
  5. 実際のツールの入力契約を取得します。
    一覧からツールを1つ選び、「このツールの必須入力、許可される形式、デフォルト値、クレジット使用の有無を先に見せて」と依頼してください。画像入力がない、または別の形式が必要な場合は、以下の例をそのまま実行せず、取得した契約に合わせて変更します。
  6. 対応形式の実際の画像を添付します。
    直接使うPNG、JPG/JPEG、WebP、またはHEICファイルをCursorの会話に添付してください。添付ファイルをWeaveにアップロードして取得した画像入力として使い、実行回数を1回に指定するよう依頼します。
  7. 費用と完了ステータスを確認します。
    クレジット費用が表示されたら値を確認し、同意する場合にだけ実行してください。無料実行であれば、この確認なしで進みます。続いてステータスを取得し、COMPLETEDと出力物が返るかを確認します。FAILEDの場合は、返されたエラーに合わせて入力形式、共有権限、アクティブなワークスペース、またはクレジットの問題を修正してください。

自分が実行できるWeaveツールを見せて。一覧から自分が選んだツールについて、必須入力、デフォルト値、クレジット使用の有無を先に教えて。この会話に添付した実際の商品画像をWeaveにアップロードして画像入力として使い、1回実行して。

この依頼文は構成を示す例です。ツール名と画像入力フィールドは、実際に取得した契約に合わせる必要があります。公開URLを使いたい場合は、例示用のアドレスではなく、自分で管理し実際の画像ファイルを返すHTTPS URLを指定してください。

最初の成功基準は、出力物がきれいかどうかではありません。公開済みワークフローが一覧に表示され、入力契約が取得され、添付アセットを渡した1回の実行がCOMPLETEDステータスと出力物を返すかを確認してください。この基準を通過してから、ブランド適合性と修正回数を評価します。

さらに深く知りたいなら

Figma MCP Catalog 使用中のクライアントがWeaveに対応しているか、サーバーとアクセスの種類を確認できます。 figma.com

Tools and prompts 公開済みワークフローの取得範囲、入力契約、アセットアップロード、費用確認、結果ステータスを確認できる公式仕様です。 developers.figma.com

Set up the remote server (recommended) Cursorプラグインのコマンド、OAuth接続、公式リモートサーバーアドレスが必要なときに参照できます。 developers.figma.com

Figma Weave Pricing 導入前に、FigmaとWeaveのプラン・クレジットがどのように分かれているかを確認できます。 weave.figma.com