インサイト2026.10.26
AIが数学論文722本を一挙に公開。いま足りないのは、それを読む数学者です
OpenAIがAIで生成した数学の原稿722本を一挙に公開しましたが、撤回後に残った719本のうち、Leanで証明が確認されたのは42%にとどまります。公開翌日に計算ミスで3本を撤回し、それとは別に14本の証明を直した記録と、数学者たちの反応をたどりながら、数学で足りないものが証明を生み出す力から、証明を読んで確かめる人へと移っていく様子を見ていきます。

インサイト2026.10.26
OpenAIがAIで生成した数学の原稿722本を一挙に公開しましたが、撤回後に残った719本のうち、Leanで証明が確認されたのは42%にとどまります。公開翌日に計算ミスで3本を撤回し、それとは別に14本の証明を直した記録と、数学者たちの反応をたどりながら、数学で足りないものが証明を生み出す力から、証明を読んで確かめる人へと移っていく様子を見ていきます。

インサイト2026.10.26
TypeSafeの判定モデルJevは、判定1件0.0004ドルでClaude Sonnet 5と同じ67.8%を記録しました。しかしその点数の正解を決めたのは、ランキングに載っていない2つのAIでした。正解つきの公開データでRed Hatが比べ直すと、Jevの順位はタスクによって1位と4位に分かれ、「より速く安い」という結論は出ませんでした。判定がほぼタダになった今、まず問うべきはモデルの値段ではなく、自分の仕事でその判定が正しかったかを見分ける正解データです。

インサイト2026.10.26
米セキュリティ企業CrowdStrikeが、攻撃者のサーバーに残っていたAIの作業記録を分析しました。攻撃者は無料のオープンソースツールを他社の商用AIモデルで動かし、複数の金融機関に手当たり次第に侵入を試みました。破られたのはバンキングアプリではなく、本人確認の弱い融資仲介業者・職員向けの業務システムでした。韓国の金融委員会は、顧客向けかどうかではなく外部に開いているかどうかを基準にシステムを点検するよう求めました。
インサイト2026.10.23
Workdayが大企業554社の採用リクエストを11か月分集計しました。「AIツールを使える」という条件は2026年1月のピーク後に25%減り、「AIをつくって業務に組み込める」という条件は2025年9月比で51%増えました。使うスキルが減った理由は、データからは判別できません。

インサイト2026.10.19
大手銀行はAIで仕事が速くなったのだから弁護士費用を下げるよう求めていますが、2026年上半期の法律事務所の請求時間は通常の2倍を超える4.2%増でした。法律事務所はAIを覚える時間を社内目標に算入し、AT&Tのような顧客は仕事を社内に引き取り、交渉の焦点が変わりつつあります。

インサイト2026.10.19
AnthropicはClaudeを使い、米国の約900職業にひもづく1万9,000の業務を一つずつ調べました。米国の総労働時間で見ると、ロボットにできる仕事は34%でしたが、その多くは工場のような専用空間でのものでした。人より安くできる仕事は、同じ基準でわずか0.3%です。ロボットの価格が毎年3%下がっても、人より安い仕事が総労働時間の10%になるまでには約40年かかります。

インサイト2026.09.27
2020年から1つのコードで作ってきたモバイルアプリを、ShopifyはiOS版とAndroid版に分けて作り直しています。コーディングエージェントが2回書く手間を減らしたことで、Shopifyが力を注ぐ先はコードの量から、AIが作った結果を確かめる時間へと移りました。

インサイト2026.09.27
プリンストン大学や英国AIセキュリティ研究所などが、未公開のNeurIPS投稿論文2本の研究課題をフロンティアモデルのエージェントに任せ、原著者に採点してもらいました。エージェントは文献調査から組版まで人の手を借りずにこなしたものの、2本とも不採択に終わっています。論文が実行ログから整理した5つの失敗と、著者自身が認めた限界をそのまま紹介します。

インサイト2026.09.27
アリゾナ大学のSchilkeとReimannが、データを集める前に事前登録した13の実験で確かめた結果です。キャリアコーチが書いたと添えた志望動機書は何も添えないものと信頼スコアが変わらず、AIが書いたと添えたものだけが下がりました。伝える文言を6通りに変えても、開示を義務にしても結果は同じで、最後の実験では、自分から明かした税務アドバイザーより第三者にばれたアドバイザーのほうがさらに低いスコアでした。

こんにちは、Working Referenceのラッシュです。
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